2015年07月01日

ポールシニャックとは

きのうは美術館に行って、ポールシニャックという画家を知りました。
新印象主義を代表する画家で、ジョルジュ・スーラの影響を強く受けながら、厳密な色彩分割をベースとした点描表現を用いた作品を生み出しました。代表作の「朝食」をはじめとしたブルジョワ階級層の人物画や「赤い浮標」のような風景画をモチーフにした作品が有名ですが、静物画も制作していましており、晩年には水彩描写の作品も多くあります。
1863年にパリで生まれて建築家を志したシニャックは、モネやギヨマンに感化されて印象派的な作品の制作を始めました。
1884年にスーラと出会ったことがきっかけとなって独立派を設立し、新印象派主義の顔となる画家になっていったのです。
新印象派の発展に心血を注いだシニャックは1935年、出生地のパリでこの世を去りました。
シニャックが遺した著書『ウジェーヌ・ドラクロワから新印象主義まで』は、後世の芸術家に大きな影響を与えたと言われていて、私も読んでみたくなりました。



Posted by ireneirene78 at 09:16